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日記|誕生日のボディブロウ

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新年や誕生日には、なにかしら改まった気持ちになって、目標や抱負を考えるものだとおもう。指折り数えて待っていた誕生日の朝は、込み上げてきた胃液を吐き出すためにベッドから起き出し、その後また布団に戻るという、生産性のカケラもないスタートだった。目標も抱負もなく、ひたすら眠った。

夕方、長い二度寝から目覚めてSNSを見ると、藤本タツキ『ルックバック』(少年ジャンプ+)という読み切り漫画が話題になっていた。

6月に観た『映画大好きポンポさん』に影響されてから、ずっと物語を作りたいと思っていた。そんな折に読んだ『ルックバック』は強烈だった。強烈なボディーブロウ。細かい分析は、他の方がすでに書かれているし、わたしにはそんな能力はない。ただ、これが漫画家・藤本タツキ氏の覚悟なのだと、勝手に受け取ったにすぎない。

『ルックバック』は、プロアマ関係なく物語を作っているひとたちを、作りたいと思っているひとたちをノックアウトしているようだった。漫画が、物語の力が、人々にこれほどまで衝撃を与えるものだとしらしめたのは、この作品以外にないのではないか。この作品を読むことのできる環境にいたことを、幸せに思う。

2021年7月19日。誕生日に、凄まじいボディブロウをいただいた。『ルックバック』は「物語を作りたい」という夢を「物語を作る」という覚悟に変えてくれた。

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